天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


うそ、同じ学校の子だったの!?

しかも、こっちに向かって歩いてきてない?

男の子は、わたしの前に来て立ち止まると「間に合って良かったね」と微笑んで、そして自分の席に着いた。

「ちょっと篠宮さん、日生(ひなせ)くんと知り合い!?」

その直後、わたしの前の席に座っている女の子が声をかけてきた。

「いや、知り合いっていうほどでは……」

さっき初めて会ったばかりだし。

「日生くんって中学時代からカッコイイって人気あるんだよ~」

「そうなんだ」

まぁ、確かにカッコイイよね。

でも、なんだかチャラ男っぽいし、女の子の扱いに慣れてそうだし。

わたしと関わりなさそうなタイプだろうな。

チラッと日生くんの方を見たら、バッチリ目が合ってまた笑いかけられた。