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9月下旬。
長引く残暑で、日中の日射しはまだ真夏のように暑い。
外に出る時は、未だに日焼け止めが手放せない状態だ。
そんな中、文化祭の準備が大詰めを迎えていた。
「看板完成~!」
その言葉に、周りにいた子たちが拍手した。
看板には、出し物タイトルである『Trick or treat! ~ハロウィンパーティーへようこそ~』という文字が可愛らしくポップなデザインで書かれている。
「すごい、可愛くできたね~!」
クラスの女の子達が感心したようにそう言って、楽しそうに盛り上がっている。
なんか、こういう雰囲気っていいな。
「美原さん、そろそろ仮装の衣装合わせした方がいいよね?」
後ろからかけられた声に振り向くと、文化祭委員の浅井さんが立っていた。
「うん、そうだね」
私が頷くと、
「みんな、衣装合わせするよ~!」
浅井さんが元気な声でそう言って、みんな準備を始めた。
