「なんか1学期の終わりに自習室で一緒に勉強してたり、最近はクラス委員で一緒に仕事してていい感じだって話聞いたけど」
すごい。クラス違うのにそんなこと知ってるなんて、さすが自称イケメン情報ツウだけある。
私が心の中でそう思っていたら、
「へぇ~そうなんだ。さすが流風ちゃん、よく知ってるね」
咲姫も感心したようにそう言った。
「で、ホントのところはどうなの?」
興味津々の瞳で突っ込む流風に、
「ホントのところも何も、別に何もないって」
苦笑しながら答えた。
2学期が始まって、本格的に文化祭の準備が始まった。
L.H.R.の時間は毎回文化祭の出し物準備の時間になる。
そして昼休みや放課後は、文化祭委員とクラス委員合同の会議もある。
最初は「部活があるから」とサボってばかりだった夏川くんだけど、先生に“ちゃんとクラス委員の仕事もするように”と注意を受けて、最近は参加してくれるようになった。
だから、夏川くんと一緒にいる機会が多くなって、そんなウワサが流れているんだろう。
