天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


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「来月に行われる球技大会ですが、男子はサッカー、女子はバスケに決まりました」

帰りのH.R.の時間。

体育委員の言葉に、教室中が騒がしくなった。

この学校では、6月半ばに学校行事として球技大会があるんだ。

球技が苦手な私にとっては、かなり憂鬱なイベント。

しかもバスケなんてチビな私にはハンデありまくりだし。

「今日はチーム決めをします。くじ引きで決めるので、順番にくじを引きに来て下さい」

体育委員が用意したくじを、前の席の人たちから男女別に順番にひいていく。

流風ちゃんと同じチームだったら心強いなと思いながら、流風ちゃんに続いてくじをひく。

「あたしAチームだ。咲姫は?」

2つ折にされた小さな紙を広げて見ると、

「Bチームだ~。流風ちゃんと一緒が良かったなぁ」

体育委員に自分のチームを言って、黒板に書いてもらって席に着く。

流風ちゃんとは同じチームになれなかったけど、話しやすい子と同じチームだといいなと思っていたのに。