「一応流風ちゃんに玲央の好み聞いて選んだんだけど、気に入らなかった?他のものが良かった?」
私が心配になってそう訊くと、
「いや、そんなことない。でも……」
玲央が言葉を濁した。
「でも?」
なんだろう?
「……他に欲しいものならある」
「え? なに?」
やっぱり内緒にせずに、先に玲央に欲しいもの聞いておけば良かったかな?
不安になって訊き返すと、一瞬の沈黙の後、玲央が私の耳元に顔を近づけて言った。
「――咲姫がほしい」
……………。
「……はぃ!?」
い、い、今なんて……!?
聞き間違いだよね!?
いや、絶対聞き間違い!
「なに言って…きゃっ!?」
突然玲央に腕を引っ張られて、バランスを崩した私の体はベッドに倒れ込んだ。
私を見下ろす玲央の瞳はまるで今のこの状況を楽しんでいるようで、不敵な笑みを浮かべたまま、私の両手首をベッドに押さえつけている。
「ちょっ……離して……」
慌てて起き上がろうとしても、身動きが取れない。

