電車に乗っている間に、スマホで玲央が住んでるマンションの場所を調べた。
駅から徒歩5分くらいだから、迷うことはなさそうだ。
駅に着くと、ドラッグストアで市販の風邪薬とスポーツドリンクを買った。
そしてスマホで調べた地図を頼りに玲央が住むマンションへ向かう。
わかりやすい場所に建っている、綺麗で大きなマンション。
「502号室……ここだ」
部屋の前に着くと、確かに「日生」と書かれたネームプレートがついていた。
間違いないことを確認して、インターフォンを鳴らす。
少しして、鍵を開ける音と共にドアが開いた。
「……マジで来たんだ」
私の姿を見て、かなり驚いている玲央。
本当にさっきまで寝ていたらしく、部屋着のままだ。
心なしか顔色も悪い。
「とりあえず薬買って来たから、ちゃんと飲んで休みなよ」
「サンキュ。あまり綺麗じゃないけど、どうぞ」
玲央に促されて、
「お邪魔します」
ちょっと緊張しながら中に入った。
玄関のすぐ横が玲央の部屋になっているようで、そのまま玲央の部屋に入る。

