天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


そう考えると気分が重くて、まだ玲央にはバイトを始めたことすら話してない。

でも同じ学校の桐生くんファンの子がここに来てるってことは、どこかで知られる可能性は充分にあるわけで……。

「それは早く言った方がいいんじゃないの?」

「……だよね……」

まずは流風ちゃんに相談しようと思って電話してみたものの。

流風ちゃんの答えは予想通りだった。

「言わないであとからバレる方が面倒なことになると思うよ。まぁ、日生くんのことだから、“桐生と一緒のバイトなんて今すぐ辞めろ”とか言うだろうけど」

「あ~言われそう……」

言い方がリアルに想像できる。

「このあとすぐにでも言った方が良いよ。直接言いづらいならメッセージ送れば?」

「そうだね。ありがと」

流風ちゃんと話したら、ちょっと勇気が出た。

流風ちゃんの言う通り、とりあえずメッセージで伝えてみよう。

そう決めて、メッセージを打ち始めた。