「同じクラス委員だし、美原は英語の成績クラストップだからな」
先生の言葉に、
「やっぱり美原さんって頭いいんだ~」
「いいなぁ~俺も美原さんに教えてもらいたい」
クラスの子たちが騒ぎだした。
「このままだと夏川は進級もヤバいからな。美原、これもクラス委員の仕事ってことで、頼む」
先生にそう言われて、結局私は放課後に夏川くんに勉強を教えることになった。
「それじゃ美原、よろしくな」
放課後、鈴木先生は図書室の隣にある自習室まで私と夏川くんを案内すると、私に一言そう言って職員室へ戻っていった。
自習室には私と夏川くん以外誰もいない。
試験直前になると結構生徒が多いけど、試験まで1週間以上あるから、まだ使う人は少ないんだ。
いきなりふたりきりって、かなり戸惑うな……。
そんなことを思いながら何気なく窓の外に視線を向けると、咲姫と日生くんの姿が見えた。
