「受けて立ってやるよ。そのかわり俺が優勝したら、もう咲姫につきまとうのはやめろよ」
「そうこなくちゃね。悪いけど、先輩だからって手加減はしないよ」
「上等じゃねぇか」
こうして、俺は桐生と球技大会で対決することになった。
* * *
球技大会当日。
順調に勝ち進み、いよいよ決勝戦。
俺と桐生、1対1の試合だ。
周りにはたくさんのギャラリーがいて、女子達が甲高い声で騒いでいる。
そういえば、去年は夏川と勝負したな。
あの時は「優勝したら咲姫に告白する」って言われて、結局俺が負けて夏川は宣言通り咲姫に告白した。
闘う相手は違うけど、今度こそは負けたくない。
「日生、優勝おめでとう~!」
球技大会終了後。
教室に戻ると、みんなに声をかけられた。
ついさっきまでも色んな人達に声をかけられていたけど、こうやってみんなに祝われるのはやっぱり嬉しい。
