天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


小さく折りたたまれた紙を広げると、「B」の文字が書かれていた。

「流風ちゃん何チーム?」

「Bだよ」

ということは、一緒のチームだ。

「私もBだよ! 同じチームになれて良かった~」

「なによ、そんなにあたしと一緒が良かったの?」

「うん!」

私が笑顔で頷くと、

「もう、咲姫ってば可愛いな~」

流風ちゃんは少し照れたようにそう言って私の頭を撫でてくれた。


* * *


放課後。

早速、球技大会に向けての練習が始まった。

女子は体育館、男子はテニスコートでそれぞれ練習試合をした。

私は流風ちゃんにコツを教えてもらって、初日から結構ラリーが出来た。

「シャトル軽いから、打ちやすいでしょ?」

「うん。これならバスケより出来そう」

「良かった。頑張ろうね!」

やっぱり流風ちゃんが同じチームで良かったな。

練習を終えて体育館を出ると、テニスコートの方から女の子達の歓声が聞こえてきた。

コートの周りには、たくさんのギャラリーがいる。