天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「あ、ありがとう」

差し出されたプリントを受け取ってお礼を言うと、桐生くんはじっと私の顔を見つめた。

な、何!? 私の顔に何かついてる!?

そんな綺麗な顔で見つめないで~!

眩しくて直視できない!

心の中でひとりパニックになっていたら、

「……可愛い」

桐生くんがつぶやいた。

か、可愛い!?  誰が!?

わけがわからずにいると、

「きみ、可愛いね~! 俺とつきあわない?」

桐生くんがニッコリ笑顔でそう言った。

「ええっ!?」

う、ウソでしょ~!?

「朝っぱらから人の彼女口説いてんじゃねぇよ」

突然、後ろからそんな言葉が聞こえた。

振り向くと、そこには玲央が立っていた。

「玲央? なんでここに……」

「もうすぐH.R.始まるのになかなか帰ってこないから」

それでわざわざ来てくれたんだ。