天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


出口側のドアのすぐ横を確保していた私は、すぐに電車を降りることができた。

1年間電車通学しただけあって、学んだね、私。

学校に着いて急いで2年生の校舎へ向かうと、

「咲姫、遅い~!」

校舎の出入り口の前で、流風ちゃんと伊吹ちゃんが待っていた。

「ごめん!」

慌ててふたりのところに向かう。

「クラス分けどうなった?」

先に来ていたふたりは、もう掲示板を見て知ってるはず。

そう思って聞いてみたら、

「自分で見てみな」

流風ちゃんが意味ありげに笑って言った。

ドキドキしながら、掲示板を見上げる。

……あ、玲央はA組なんだ。

自分の名前より先に、玲央の名前を見つけちゃった。

そのままA組の名簿を見ていると、流風ちゃんの名前を見つけた。

そしてそのすぐ隣に、私の名前があった。

「やったぁ! 玲央と流風ちゃんと同じクラス!」

まさか今年もふたりと同じクラスになれるなんて思わなかった。

今朝の夢、正夢にならなくてホントに良かった~。