玲央が「まるで小さな子供につきあわされてる保護者みたいだ」とぼやきながら、半分私に引きずられるように乗り場へ向かった。
中に入ると、小さな子達が我先にと走って自分の乗りたいカルーセルを確保している。
私も目的の白馬に乗ろうとしたら、
「咲姫、ちょっと待って」
玲央に声をかけられた。
「なに?」
言った瞬間、ふわっと体を持ち上げられた。
「…ちょっ…玲央!?」
周りにいる人たちがこっちを見てる。
「咲姫、小さいから届かないだろ」
「…でもっ…」
だからってみんなの前でお姫様抱っこなんて恥ずかしいよ。
「はいどうぞ」
「ありがと」
結局、玲央に乗せてもらっちゃった。
恥ずかしかったけど…ホントはちょっと嬉しかった。
玲央といるとドキドキが止まらないよ。
