天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「遅刻、遅刻~!」

初デートで遅刻するわけにはいかない。

気づけば待ち合わせの時間まであと5分。

着ていく服に悩みまくって、部屋でひとりファッションショーしてたら、時間ギリギリになっちゃったんだ。

駅までの道をダッシュして、待ち合わせ場所に向かう。

待ち合わせ場所に着いて、大好きな人の姿を探す。

あ、いた!

時間通りに来なそうなタイプなのに、意外とキッチリしてるんだ。

なんて思いながら小走りに駆け寄っていった…ら。

「今から時間ありますか~?」

「一緒にどこか行きません?」

巻髪 & 盛り髪のハデな女の人達に逆ナンされてる最中だった。

どうしよう。

めっちゃ声かけづらいんですけど。

私がためらっていると、

「咲姫、遅かったな」

玲央がそう言いながら私の方に歩いてきた。

「悪いけど、今日は彼女とデートだから他あたってくれる?」

爽やかな笑顔で逆ナンしてきた女の人達に向かってそう言った。