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クリスマスイブの日。
「少しだけでいいから一緒にいてほしい」と言った私の言葉通り、日生くんは私と会ってくれた。
「大丈夫か?」
人混みに巻き込まれそうな私を気遣ってくれる日生くん。
「……うん、大丈夫」
そう答えたものの、人に押されてしまった。
「大丈夫じゃないだろ」
そう言って、日生くんが私の手をつないだ。
思わずドキッとする。
夢見てた。
日生くんと、こうして一緒に手をつないで歩くこと。
だけど…その手は、人混みが落ち着くと、簡単に離されてしまった。
今のは…手をつないだんじゃなくて、ただ手を貸してくれただけ。
日生くんの心にいるのは私じゃないから。
そばにいればいるほど、そのことを思い知らされる。
「ちょっと休まない?」
そう言って、カフェに入った。
