天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「俺も咲姫が好きだから」

「………」

……うそ……。

これは夢?

だって、日生くんが私を好きなんて。

信じられない気持で日生くんを見ると、日生くんが言葉を続けた。

「ホントはずっと、咲姫のこと好きだったんだ。でも、咲姫は夏川とつきあい始めたから。忘れようって思って美原とつきあってた」

……そんな……。

それって、私が爽くんとつきあい始めた理由と全く同じじゃない。

「私も、伊吹ちゃんが日生くんのこと好きだって知ったから、諦めようと思って爽くんとつきあってたの。…でも、やっぱりウソつけなくて。私も爽くんとは別れたの」

「なんだよ。俺ら最初から両想いだったんだな。バカみたい」

そう言って日生くんが笑った。

「そうだね」

つられて私も笑う。

『日生くんが好き』

ずっと言えなかった言葉。

ずっと隠してた想い。

もう、隠さなくていいんだよね。

もう、我慢しなくていいんだよね。

すれ違って遠回りしたけど。

やっと届いた想い。

やっと辿り着いた場所。

それは、サンタさんがくれた素敵なプレゼントかもしれない。