天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


「……え?」

ホントの気持ち?

意味がよくわからずに首を傾げる。

「咲姫は、夏川じゃなくて俺のこと好きだよな?」

「はっ!?」

いきなりそんなことを言われて、驚かないわけがない。

なんでそんな話になるの?

日生くんには伊吹ちゃんがいるじゃない。

伊吹ちゃんは私の友達で、私より前から日生くんのことが好きで。

だからずっとこの気持ちを隠してきたんだ。

だから、そんな簡単に私の気持ちを伝えることなんてできないよ。

「……違う」

もう隠しようがないのはわかってる。

でも言ってしまったら、伊吹ちゃんはどうなるの?

そう思うと、勇気が出ない。

「違くないだろ」

「だから違うってば」

こうなったらもう意地。

でも、日生くんも引き下がらない。

「じゃあなんでそんな顔してるんだよ」

日生くんに顔を覗きこまれて、思わず顔を背ける。

頬が熱い。

きっと今の私は、暗がりでもわかるくらい顔が赤くなってる。

どうしよう。