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クリスマスイブ当日。
私は地元の駅で爽くんを待っていた。
約束の時間は午後1時。
もう約束の時間を15分以上過ぎてる。
あの爽くんが時間通りに来るわけないか。
「よぉ」
突然、頭をポンと軽く叩かれた。
顔を上げると、目の前には私服姿の爽くん。
「よぉじゃないよ、遅刻でしょ」
私がそう言うと、
「わりぃ、寝坊した」
爽くんはちっとも悪いと思ってなさそうな軽い口調で言った。
「じゃあお昼ご飯は爽くんのおごりね」
「はいはい、おごらせて頂きます」
そんな風に話しながら、地元で有名なショッピング街へ向かう。
クリスマスイブだけあって、地元でも人が多い。
きっと有名なデートスポットはもっと混んでるんだろうな。
私達は混雑やお金のことを考えて、地元のショッピング街に行くことにしたんだけど、それで正解だったかも。
まずはお昼ご飯を食べようということで、定番の某ファストフード店に入った。
店内は、学生はもちろん、家族連れや友達同士で賑わっている。

