天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


* * *


クリスマスイブ当日。

私は地元の駅で爽くんを待っていた。

約束の時間は午後1時。

もう約束の時間を15分以上過ぎてる。

あの爽くんが時間通りに来るわけないか。

「よぉ」

突然、頭をポンと軽く叩かれた。

顔を上げると、目の前には私服姿の爽くん。

「よぉじゃないよ、遅刻でしょ」

私がそう言うと、

「わりぃ、寝坊した」

爽くんはちっとも悪いと思ってなさそうな軽い口調で言った。

「じゃあお昼ご飯は爽くんのおごりね」

「はいはい、おごらせて頂きます」

そんな風に話しながら、地元で有名なショッピング街へ向かう。

クリスマスイブだけあって、地元でも人が多い。

きっと有名なデートスポットはもっと混んでるんだろうな。

私達は混雑やお金のことを考えて、地元のショッピング街に行くことにしたんだけど、それで正解だったかも。

まずはお昼ご飯を食べようということで、定番の某ファストフード店に入った。

店内は、学生はもちろん、家族連れや友達同士で賑わっている。