天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


そして先生のあとに続いて入ってきたのは、

「咲姫、大丈夫か?」

心配そうな表情をした制服姿の爽くんだった。

「部活に顔出してたら、咲姫が倒れて保健室で寝てるって聞いたから、ビックリした」

「……そっか」

やっぱりあのあと私は倒れて保健室に連れてこられたんだ。

やっと今の状況がわかった。

「篠宮さん、歩いて帰れそうなら夏川くんと一緒に帰ったら?」

「……え?」

「つきあってるんでしょ? あなたたち」

先生がそう言って笑った。

そっか、先生まで知ってるんだ。

「歩けるか?」

「うん、もう大丈夫」

少し寝ていたおかげで、さっきよりはだいぶ体が楽になった。

「じゃあ家まで送るから、帰ろう」

「…うん」

「お大事に」

先生に見送られて、私は爽くんと一緒に保健室を出た。

外に出ると、あたりはもう真っ暗になっていた。

「6時前なのに真っ暗だね」

「うん」