天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


かなり派手な雰囲気の人達だ。

「ちょっと話あるんだけど」

その中のひとりが刺のある声でそう言った。

「あんた、目障りなんだよね」

「コンテストで優勝したからって調子に乗ってんじゃねぇよ!」

「日生くんと美男美女カップルとかマジありえない」

3人が口々にそう言って、私を壁に突き飛ばした。

「……!」

この人達、日生くんのファンだ。

「あんたホントに日生くんとつきあってるわけ?」

「…………」

みんなから騒がれてるだけで、“ホントに”はつきあってない。

でも……。

なんて答えようか私が一瞬戸惑っていたら、

「つきあってるよ」

突然、そんな声が聞こえた。

「……!?」

声の主を見て、私も先輩達3人組も驚きで言葉が出なかった。

そこにいたのは、日生くんだったから。

「こういうのやめてくんない?俺の彼女にこういうことするあんたたちの方が目障り」

日生くんがキツイ口調でそう言うと、一瞬にして先輩達の顔色が変わった。