天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


夏休みの親睦会でも、2学期に入ってからの文化祭準備の時も。

それが功を奏したのか、後夜祭の美男美女コンテストで、私と日生くんが候補者になって、見事1位に選ばれた。

「例年、このコンテストで優勝した二人がカップルになる確率かなり高いんですけど、どうですか?」

司会の人に言われて、内心ドキッとした。

どうですかって言われても……。

きっと、日生くんはこういうの面倒だって思ってるよね。

でも、周りからは

「付き合っちゃえ!」

「ふたりなら超お似合いだよね~」

なんて声があがって。

嬉しいような日生くんに申し訳ないような気持ちだった。

そして、文化祭が終わってから、私達は美男美女カップルとして有名になっていた。

そんなある日の放課後。

掃除当番のゴミ捨てで裏庭へ行くと、

「……美原さん」

後ろから誰かに声をかけられた。

振り返ると、2年生の先輩が数人いた。

メイクバッチリ、気合いの入った巻き髪。