「委員会の集まりがあるから」なんて、嘘ついたりして。
きっと、事情を知らない咲姫は不思議に思ったよね。
でも、あれ以上平常心を保ってふたりの話を聞くことができなかったんだ。
その日の夜、流風からメッセージがきた。
『伊吹が日生のこと好きなこと、咲姫に話しちゃった。
誰にも言わないでって言ってたのに、ごめんね』
……そっか。
咲姫に話しちゃったんだ。
でも、いつも一緒にいればきっといつかはわかってしまうことだろうし。
かえって、話してくれて良かったかもって思った私はずるいかな……。
『私は、伊吹のこと応援するからね』
力強い流風の言葉に、
「……ありがと」
メッセージを見ながら思わず小さく笑ってつぶやいた。
それから流風は、今まで以上に私と日生くんが接する機会を作ってくれた。

