クラスが違うから、日生くんに会える月に数回のクラス委員会議が楽しみになってた。
「伊吹、なんで彼氏作らないの?」
ある時、親友の流風に訊かれた。
「なんでそんなこと訊くの?」
逆に訊き返した私に、流風が言った。
「だって伊吹は美少女で有名だし、いっぱい告られてるじゃん?なのに毎回断ってるからさ」
「……それは……」
好きな人がいるからなんだけど…流風に言ってもいいのかな。
友達とは言え、なんとなく言うのは気恥ずかしい。
ましてや、相手がモテ男子で有名な日生くんだなんて。
「好きな人がいるからでしょ?」
「……えっ!?」
なんでわかったの?
「やっぱりね。日生でしょ?」
流風、鋭すぎる。
「誰にも言わないでね」
観念して私がそう言うと、
「わかってるって。あたし、伊吹の恋を応援するからさ、頑張りなよ」
流風は、笑顔でそう言ってくれた。

