天然クール王子は仔猫ちゃん溺愛中。


あっというまに文化祭が終わって、後夜祭の時間。

俺は、「美男美女コンテスト」の候補者として出場することになっている。

簡単な打ち合わせをしたあと、いよいよ本番が始まった。

毎年恒例のイベントだけあって、会場はすごい盛り上がりだ。

「続いて、男子部門第2位は、夏川 爽くん! 女子部門第2位は、山口 栞さん!」

ステージに立っている司会進行役の広報委員が3位から順番に発表していく。

夏川も候補者になってたんだ。

「夏川くんはサッカー部に所属と言うことで、モテ男子の要素バッチリですね~。入学早々からたくさんのファンがいるみたいだけど、かなりの人から告白されてるんじゃないですか?」

「いや、実際はそうでもないです。それに…俺、好きな子いるし」

……!?

夏川の予想外の発言に、思わずステージの方に視線を向けた。

「お~っと!まさかのカミングアウトきましたね~!」

会場の歓声がさらに大きくなって、ますます盛り上がっている。