「男子部門、日生 玲央くん。女子部門、美原 伊吹さんです!」
発表したとたんに大歓声が起こった。
「やったぁぁ!」
流風ちゃんも大喜びしてる。
ふたりがステージ上に現れると、今までにないくらい大きな歓声と拍手が講堂内に響いた。
「日生くんと美原さんは圧倒的な得票数でダントツ1位でした。おめでとうございます」
ふたりに花束とトロフィーが手渡された。
「ありがとうございます」
「聞くところによると、日生くんと美原さんは同じ中学だったらしいですね」
「はい」
広報委員の言葉に2人が頷く。
「例年、このコンテストで優勝した二人がカップルになる確率かなり高いんですけど、どうですか?」
広報委員の質問に、ヒュ~と冷やかしの口笛と歓声がわく。
日生くんも伊吹ちゃんも戸惑った様に顔を見合わせている。
「付き合っちゃえ!」
「ふたりなら超お似合いだよね~」
あちこちからそんな声があがる。

