まず、咲けてもないのかも…。


って、こんな事考えてる場合じゃない!


早く帰る準備しなきゃだった!!


栞ちゃんと一緒に下駄箱まで行くと、俊くんが待っていてくれていた。


「俊哉ごめん!待った…?」


栞ちゃんがそう聞くと、俊くんは少し怒り気味に答えた。


「結構な。ばーか。早く帰るぞ。」


いつもの会話。