ふたりの王子は時々甘くて時々苦い。


「え、??ちょ、何言ってるの、?」


「……まあなんとなくそうなんだろうなって思ってたよ。」


「理久?????」


「俺も気づいてたぜ。」


瑠衣もそう言いながら私たちに近づいてきた。


後から詳しく聞くと、私が2歳、理久と瑠衣が3歳の時にぱぱとままが再婚。
私とままは実の親子で、理久と瑠衣が実の親子らしい。
もちろん、双子である理久と瑠衣は血が繋がっていて、私だけ血が繋がっていない。


理久も瑠衣も小さい時から気づいてたらしく、私だけ知らなかったみたいだ。


もちろん、受け入れることなんてできない。


だって私は2人の本当の妹だと思ってたんだもん……