くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜

「こう寒くちゃ平凡な一市民のあたしにゃ寝るどころやないよ…白雪っ火ぐらいおこせんと?」

「私は薬専門なのっ!薬の調合に火やら使わん私が持っとぉ訳無いやん」

あまりの寒さに仲間割れ寸前のくの一

しかし朧だけは、我関せずの構えでグースカ

「いいなぁ朧は…何も考えんと幸せで」

狭霧は、あまりの寒さにさっきから愚痴ばっかり

白雪も

「私達だけ寒い思いするなんて不公平よね…どうせ火付けとか多いんやろうし、ここら辺燃えてくれんかな?」

火付けを防ぎに来たってのに…相変わらずくの一の勝手ぶりは、変わらない。