くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜

「こっちだ」

どこからともなく聞こえて来た声を頼りに役人の包囲網を突破するくの一+1

「逃がすな!」

役人に比べ明らかに軽装の狭霧と朧だが…ブーツは案外走り辛い

そして普通の町娘の外見の白雪は言うまでもなく遅い。

「ヤバい〜捕まるぅ〜」

必死に走り、声のした方へ曲がる。

「ヤツらは、そっちだ」

役人も追っかけて来たが

「痛っ痛たたた…」

曲がった先には鋲が撒いてあった。

声の主が、狭霧達の通過を見越して撒いたらしい…

何は、ともあれ逃げきったくの一達だが…十兵衛とはぐれてしまった。