くの一反省帖2〜カステラが待ってる〜

「殿っ十兵衛でございます。くの一を連れて参りました」

十兵衛が襖の前で平伏する。

襖の向こうから

「おお〜十兵衛待ちわびたぞ。さぁ早く入るがよい」

十兵衛が襖を開け中に入ると続けて3人も中へ…

満面の笑みの殿は

「久しぶりじゃのう…その後変わりは無いか?」

3人の顔を見ながらにこやかな微笑みを浮かべている。

聞かれた3人は…殿から目を反らそうとしてる朧は別として、狭霧と白雪は、ずずっと前に出て

「お菓子〜」
「ご飯ん〜」

己の欲望をあらんかぎりの大声に託した。