という展開にはならなかった。
あとの細々とした学校説明や、資料提出、友達作りに関しての話は省いておこう。
そうちゃんと最寄り駅は同じなので一緒に帰り、優しいことに家まで送ってもらった。
だが、べつにいい雰囲気になるわけでもなく、他愛も無い話をして帰った。
親が家を開けて、男女で同じ屋根の下で同居生活ともいかない、とてもリアルな展開だ
「何か、起きてくんないかなー」
せっかく憧れの高校生になれたのだ!
一つや二つ、青春と言えるような甘酸っぱい恋をしてもいいのでは!?
そう願い、ふつーな女の子の生活が、華やかになると思っていた。
