カフェについて、それぞれ飲み物を頼んだ。


私と柚乃は、はちみつレモンティー。真城は、ブラックコーヒー。



頼んで、少し経った頃、真城が口を開いた。


「なぁ、南花と柚乃は大学どうするんだ?」


「私は、森下大学」


そういったのは、柚乃。柚乃は、地頭がいい。前に知能テストやって結構高かった、っと言っていた。ちなみに、森下大学は、国内トップレベルの国立大学。頑張って、勉強すれば私も合格するかもしれないけれど勉強についていけそうにない。


「南花は?」

話を振られて、こう答えた。

「私はね、星越大学の看護学部」

星越大学は、森下大学よりかはレベルは低いけれど、名門だ。


「へぇ。南花は、看護師か。すごいな」


真城に褒められて、心がくすぐったくなった。


「おまたせしました~」


丁度、頼んでいた飲み物が届いた。


「そういえば、真城くんはどうするの?大学」

「俺は、専門学校」


「「え、」」

驚きを通り越した感情。


「ちょっと、外いる」


気を利かせた柚乃が外へ出た。


「どうして?」

「さぁな。何か俺、余命が僅かな感じがするんだよな…」


は?余命が僅か?どういうことよ!


「もう、知らないよ、勝手にすれば」


そう言って、家に帰った。


分かっている。真城の人生は自分で決めなきゃ。

そう思っていても、頭が拒否していた。


家についてからは、自分の部屋のベッドにダイブした。