晴れ時々、零れ桜

「ふぅ」

私たちは桜の木の下のベンチに並んで座った。

二人ともお弁当を広げ、静かに食べる。

シーン...

「ねえ、なんか話してよ。」

沈黙に耐えられず私は口を開いた。

「ねえってばー。放課後なに話すの?」

「うーん。内緒」

今言ってくれて良いのになあ。