蝶と柊 ~冷たくて甘い君~




_翌朝。



柊さん効果なのかは置いておいて、ここ最近で1番深く眠ることができた気がする。



人の温もりのパワーを思い知った。



昨日のことを思い出さずにはいられず、柊さんの優しい笑顔が浮かぶ。



かっこよかったなあ……



…っていうか、私昨日あんなかっこいい人にハグやらお姫様抱っこ(仮)やらしてもらっちゃったってこと!??



いやいや待て待て。普通に心臓が破裂しそうだ。



とてもじゃないけど耐えられない。



不本意ながらも、意識を失っててよかったと思ってしまった。



なんて妄想しながら時計を見れば7時45分を指している針。



学校の支度しなきゃだな……



学校に罪は無くても、学校帰りに嫌なことがあったとなると必然的に準備をするのも学校へ行くのも憂鬱になってしまう。



けど、学校へ行って凪沙に会って凪沙の無事をこの目で見て安心したい私がいるのも事実な訳であって。



とりあえずバッグに教科書類とペンケースを突っ込んで、制服に袖を通す。



頑張ってセミロングまで伸ばした髪を、コテでくるくると巻いていく。