今の私は相当酷い顔をしているんだろう。
そっか。この人って、きっと何でもお見通しなんだ。
またこうやって、本当の自分が、他人の優しさに触れたい私が顔を覗かせてくる。邪魔なだけなのに。
それでも。
この涙の理由なんて未だにわからないけど。それでも。
「……ぅ、」
「気にしなくていいから。好きなだけ泣け。気が済むまでずっと傍にいてやっから」
この、優しさに触れたいと手を伸ばすのは、
「……っ、うわーーん!!」
私の繰り返してきた重罪。
何も言わず、何も聞かず、私の頭の上に一定のリズムで添えられる柊さんの掌。
そのリズムと、抱きしめられた身体から温もりが全身へと回っていくその感覚が心地良くて。
私は、意識をそっと静かに手放した。
彼は、すー…と寝息を立て始めた私を、部屋まで軽々と運び、ベッドへと下ろした。
「また、そのうち会えるといいな」
彼はそう言って私の頬の涙を指の腹で拭った。
これは嬉し涙か、悔し涙か。私がその解を知るのは、まだまだ先の話_
