俐月くんとは、寮でも部屋は隣同士で、ほぼ同居してるような感じ。


学園でもクラスは一緒で、ペアを組んでる同士は学園内では行動をともにするのがルール。


支配者、服従者としての発作が出てしまうこともあるから。


今までは抑制剤を飲んでいたから発作を防げていたけど、今は薬の服用を極力控えるようにしているから。


「特別授業ってどんな内容なのかな」

「学園の方針とか、ペアでの決め事とか基礎的なこと説明されるんじゃない?」


他にも授業を受ける生徒がいるかと思ったけど、どうやら違うみたい。


それぞれのペアに担当の先生がついて、その先生が授業をしてくれる。


だから、教室にいるのはわたしと俐月くんだけ。


慣れない雰囲気に緊張してると、担当の先生が教室に入ってきた。