「まあ~! 俐月がそんなこと言うなんて!」
「羽瑠にはちゃんと言葉にして伝えるって約束してるから」
隣にいる羽瑠に目線を向けると、うつむいて顔を真っ赤にしてる。
こういうピュアなところも羽瑠らしくていいなって思う。
俺は羽瑠のそばで羽瑠の優しさにたくさん触れてきた。
だから、羽瑠が他人を大切にする分、俺がそれ以上に羽瑠を大切にするって決めた。
守ってあげたい、そばにいたい……支配者としての本能がそうさせてるんじゃない。
羽瑠だからここまで感情が動いた。
立場とか家柄とか、そんなのぜんぶ抜きにして――羽瑠はちゃんと俺を見てくれてる気がしたから。

