そもそも道端で倒れてる俺みたいなやつに声かけるとか危なすぎるし、挙句の果てに見ず知らずの人間を家まで連れて行くとか警戒心ないのかよって。
このままだと、他のやつにいいように利用されるんじゃないかって。
もしそうなったとしても、俺には関係ないこと。
出会ったころは、なんか放っておけないな……くらいの存在。
こんなに強く惹かれるなんて想定外。
放っておけないのも、支配者としての普通の感情かと思った。
ただ、今まで誰かを放っておけないと思ったことはないから……俺はそのときから羽瑠に惹かれていたのかもしれない。
「俐月にも大切にしたいと思える存在ができたみたいでよかったわ」
「こんなに誰かを欲しいと思ったのは羽瑠がはじめて」

