こうやってちゃんとお礼が言えるのも、羽瑠のいいところだなと思う。
あとはこのまま俺の家に向かう予定だったけど、羽瑠が何か思いついたように、慌ててスマホで何かを調べ始めた。
「俐月くんのお母さんって、洋菓子か和菓子どっちが好きかな⁉︎」
あー、もしかして俺の母さんに気をつかって何か買っていこうとしてる?
「別に気つかわなくていいよ」
「でも、お邪魔するわけだし、お菓子は持っていかないと! ケーキとかがいいかな」
必死な羽瑠も可愛い。
なんか俺今日ずっと口元ゆるみまくりな気がする。
こうして近くのケーキ屋でいくつかケーキを買って、約束の時間通りに俺の家に着いた。
「はぁ、うぅ……緊張しすぎて倒れちゃいそう」
「んじゃ、軽くキスでもしとく?」

