絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない



ひとりだと余計なこと考えちゃうけど、誰かとこうして話してると気が楽になる。


買ってきてもらったものを少しずつ口に運んでると、黒光くんが少し気まずそうに話を切り出した。


「お前が体調不良なの、霞見が原因だろ」

「どうして……? 俐月くんは何も関係ない――」


「あるんだよ。お前ずっと体調がすぐれねーだろ」



単純にいろいろ考えすぎてるのが原因かなって思ってたけど。


「この前……わたしが廊下で倒れたとき、寮の部屋まで運んでくれたのは黒光くん?」


「俺だって確証があるから聞いてんのか?」


「それは……」


「お前さ、自分の感情押し殺してない? 俺言ったよな、お前はもっと自分を大切にしろって。ちゃんとそれ守ってんの?」


「……っ」