絶対強者の黒御曹司は危険な溺愛をやめられない



忘れ物かな。


持ち主が困ってるかもしれないと思って、生徒指導室に届けようとスマホに手を伸ばすと――。


「おい、それ俺のなんだけど」

なんと黒光くん登場。


「あっ、よかったです。忘れ物かと思って!」


黒光くんに渡そうとしたら、指が画面に触れてしまった。


そこで偶然視界に入ってきたロック画面の写真を見てびっくり。


「なんかこの猫ちゃん見覚えが――あっ‼︎ もしかして、むぎちゃん⁉︎」

「……は? なんでお前がむぎのこと知ってんの」


「だいぶ前なんですけど、むぎちゃんが迷子になってたところに遭遇して」


「あー……たしか雨の中むぎを助けたやつがいたって母さんから聞いたけど……。まさかそれお前なの?」