『だから、手を出すなって言ってんだよ!』 『はっ?』 『はっ…じゃなくて、わかったなっ!』 それだけ言い残して頭を掻きながら、父親は部屋から出て行く。 なんだ…今の? 閉められたドアを呆然と見つめる…俺。 半分放心状態ってヤツだ。