───────────・・・ 「さっきはホントにビックリしちゃったよ」 「……悪かったって何回も言ってんだろ」 口では怒りながらもご機嫌な愛理と今、登校中。 今朝の出来事を思い出すと、情けなくて立ち直れねぇかも。 なかなかノックしても起きてこない俺を愛理が起こしにきたらしい。 でもいくら声をかけても、俺はいっこうに深い眠りに入ったままで しびれを切らした愛理が、俺の手を無理やり引っ張って起こそうとしたら 2人一緒に倒れてしまったってワケ。