──────────・・・ ───ドサッ! 「…ッテ…イテぇ」 「陸ってば、いつでも寝ぼけてるの!」 急に耳の鼓膜が破壊されたかと思うくらいデカい声がしたと思えば ぺシぺシッ!と頬を叩かれた。 「ちょっと大丈夫?」 「なにすんだよ!」 頬を何回も叩かれキレた俺の顔の前にあったのは 「…………」 「お願いだから早くどいてよ。重いでしょ!」 俺の下敷きになって顔を歪ませている……制服を着た愛理だった。