続》キミに…Kiss


今まで気持ちを押さえつけていた分、夢中で愛理にキスをする。



「んっ…っ……」



ときどき愛理の苦しそうな吐息がもれ、それが俺の脳を刺激していく。


そうなると、もう理性とか


親父さんとの約束とか、そんなのどっかに飛んじゃって


ただ本能のままに、小さな愛理のカラダの上に覆いかぶさっていた。


四つん這いになった俺の下で…揺れている大きな瞳。


それを見て愛理が怖がってるのがわかった。


「そんな簡単に俺を誘うな。男を誘うってことは、こういう状態になっても仕方ねぇんだぞ」


「……うん。でも陸なら…いいもん」


「は?」

 
「陸になら、あたしの全部あげてもいいって…思ってる」


「……アホ。もう知らね」