『来ちゃったって、お前なぁ……』 『だって、あたし我慢できなかったんだもん』 『我慢ってなんだよ。つーか、やめろって!』 『いやっ!!』 今度は俺の腕に自分の腕を絡ませて、愛理がしっかりとしがみついてくる。 ……って、これは夢? もう1度目を閉じてみたけど、やっぱり夢でも幻でも…なんでもなくて。 『お願い。陸…キスして』 俺の布団の中に愛理がいたんだ。