続》キミに…Kiss


そこまで言うと、急に黙りこみ…陸は気持ちを落ち着かせるかのように小さな深呼吸をした。


「けどの続きは?」


「責任とかじゃなくて…俺、お前しか考えられないから“お前をください”って何年先になっても…親父さんに言いにいくつもりだった」


「…………」


そこで、あたしの思考回路が完全に停止した。


「なに黙ってんだよ?」


「だって!?まさか今のってプ、プロポーズ!?」


「イヤなのかよ?」


「イヤなわけないじゃない!絶対に受けるに決まってるし!てか、陸が今のナシって言っても、絶対に取り消しなんて効かないからねっ!」


「お前必死すぎ。それと…これは誓いのキスな」



ち、ち…誓いのキス!?