ボーッとしながらも、言われた言葉を頭の中でもう1度整理してみる。


もしかして“ 付き合っていいけど、愛理に手を出すな ”って俺に言ってんのか?


はっ!?まさか!


ようやく思考がいつも通り働きはじめる。


でも、気づいた時は遅すぎた。


「今時なぁ…中坊だって進んでんだぞっ!」



────バシッ…



ドアに向かって、枕を思いっきり投げた。


手を出すなって、どこまでだっつうの!


あの親父、意味わかんねぇし!!



それから1週間が経った。