フィクションすぎるこの恋は。





「別に、潰されてんのが見えたから。ほんっとちびっちゃいんだね。」



ふはっと吹き出して、子供扱いするようによしよしと頭をなでてくる。

これですらドキッとして、体が熱を帯びてくる。




「……け、喧嘩売ってます?これでも気にしてるんです身長のこと。」

視線をバッとそらして誤魔化す。





先輩はわからないだろうなぁ、子供扱いされてもずっと先輩にドキドキしていることを。





「ハハッ、かわいーって意味だよ。そーだ。潰されるから一緒に帰る?場所の確保ぐらいしてあげるけど。」


先輩は目をきゅっと細めて私を見たあと、提案してくる。





「……っ、」




想像以上に話が早く進んでいって、わかるくらいに動揺する。


まるで私が紫遙先輩に話があるって神様がわかっていて紫遙先輩が操っているよう。




先輩を見上げると、さぁどーする?って目が問いかけてくる。

まるで私を試すように楽しそうに笑っているんだ。