「2年の紫遙澪月先輩って知ってる?」 「「えっ?!」」 私が口を開くと、ぎょっとしたように2人して大きく目を見開いた。 …え、あの人のこと聞くのそんなにおかしいことだった……? と一瞬思ったが、違うらしく。 「紫遙澪月って相当なイケメンだよっ?」 「アイドルみたいな扱い受けてるから知らないもないもないよ?!」 キーン ごめん、耳が壊れるわ。 まぁそれは……置いといて。